ケアの仕事から離れる理由とは?

人手不足が続く介護業界の転職について考えてみた

ミドル世代の退職理由

介護職は慢性的な人手不足と言われているが、その理由として挙げられるのが転職率の高さだ。特にミドル世代の転職が多くなる。

その原因は苛酷な労働環境というのが一番多いだろう。
介護の仕事は多岐に渡るが、主に介護が必要な人のお世話をするのが一般的だ。特に体の不自由なお年よりは、歩くことも難しく日常生活を送るだけでも大変なため、その生活を手助けする必要がある。

体を起こしたり歩行の手助けをしたりと力が必要な場合が多く、若い頃は問題が無かったとしても年齢を重ねるごとに介護をする側の体力も衰えていく。そのため、今までできたことができなくなり、体調を崩す可能性がある。

また、人手不足の影響で休みを取ることも難しくなってしまい、ゆっくりと体を休める時間も奪われてしまう。年齢のせいで体力が衰えるだけでなく休みもしっかりと取れないので、ミドル世代と言われている人は体調を悪くして介護職から別の職種へ転職を考えてしまう人も多い。

給与がそれ程高くないのも、ミドル世代が転職してしまう原因のひとつだ。ある程度若ければ収入はそれ程高くなくてもなんとかなるだろう。
しかし、ある程度の年齢になっても昇給がほとんどなく、20代の頃と給与にそれ程違いが無い。そのため、もっと収入を増やしたくて転職をしてしまうミドル世代も多いのだ。
ただ年齢が上がれば転職が難しくなる。ミドル世代の転職は容易ではないだろう。

たとえ転職できたとしても安心できない。もしそこが合わなければまた転職を考えることになるのだが、その頃にはますます転職は厳しくなっている。
そのため自分に合った職場に確実に転職できるように、ミドル世代の転職のコツが紹介されている「ミドル世代の転職を応援します!」などのサイトを読み、しっかりと対策を練ることが大切だ。